君に贈るよ、心の中で

まっしろな紙の、まっさらな栞を

君に届けるよ、風にたくして

まっさらな空気の、春の息吹と音色を

君を想うよ、夢に描いて

まっしろな世界を、共に歩む日を

( 2024. 03. 28 )

 

 

 

うしろを向いて歩いてばかり

だって進めるんだもん、と

強がりすこしの、弱さの足音

ふと、こっそり前を向く

春風やさしく頬をなで

お陽さま、ふんわり笑ってる

( 2024. 03. 19 )

 

 

 

みんな同じ、みんな一緒がいいのなら

名前なんて付けずに番号で呼べば?…

そんな冗談に笑えない、個性や才能の

いらない、AI時代が既に始まっている

時代流に近付かず、自分だけの流れを

創るため、今日も、ひとりで空を見る

( 2024. 03. 12 )

 

 

 

散歩道で、頭の上に咲いていた

ミモザがキレイで、見つめていたら

家主さんが "どうぞ♡"と二枝下さった

バッグの中で揺れる花が、氷のように

なっていた心を、溶かしてくれる

大切なことを忘れていた自分に気付く

( 2024. 03. 05 )

 

 

 

のわきに、ちいさなはねおと、そよぐ

むせをえて。まだみぬ、ひかり、もしや

あへる?〜うっすらほころぶ、ゆめれんげ。

… 野分きに小さな羽音そよぐ、無瀬を

得て。まだ見ぬ光、もしや逢える?

〜 うっすら、ほころぶ、夢蓮華 …

( 2024. 02. 27 / 自作いろは歌 )

 

 

 

自分が傷つくことには敏感でも

人を傷つけることには鈍感…

そんな妙な不思議世界を

ただひたすら黙々と歩く日々

光が全く射してこない闇中で

ひとりぼっちが何だか心地よい

( 2024. 02. 20 )

 

 

 

私は "私"をちゃんと生きたことが

あるのかな…ふと考える時がある

社会や人の中にいれば、卒ない

自分を創り上げている気にもなる

本来の自分の姿を空を見つめ思う

"自然” は大切なことを教えてくれる

( 2024. 02. 13 )

 

 

 

フルートと出逢い音を奏でてから

ミラーレスカメラで撮り始めてから

Spitz Liveによく行くようになってから

いつの間にか、10年の時が過ぎ

流れの中を、ただユラリユラリ漂う

その定位置が心地よく、私を包む

( 2024. 02. 06 )

 

 

 

自分の思う通りにならなかったり

想像とは全く違っていたり

少しずつ、少しずつ、あわてずに

互いの距離を縮め、認め合いながら

性質的なものを受け入れてゆく

…それが、フィルムカメラとの日々

( 2024. 01. 30 )

 

 

 

幼い頃、家の庭に探検に出た時の

ワクワクする真っさらなココロ

新しいことに向き合い無心になると

無邪気だった自分に戻ってゆく

いつか君と結んで開いて一緒に笑う

いまだに、そんな、甘い夢見てる

( 2024. 01. 24 )

 

 

 

ゆめは叶わないから、ゆめ…

いつまで笑っていられるだろう

シャボンのような淡い色玉

過ぎ去りし日々の中に置き忘れ

"今" は、すぐ記憶の向こう側へ

一瞬一瞬想いを託す浮雲ふわり

( 2024. 01. 17 )

 

 

 

ふんで、ふんで、ふみつぶして

見た目はキレイだけれど

中身は何もない、空っぽせかい

その砕かれた、かけらを集めて

大切に育てて、守っていこう

小さな一粒一粒が輝きはじめるまで

( 2024. 01. 10 )

 

 

 

あり得ないという感覚に

ひるむ、くじける、ゆらぐ

感情をぬいて、深呼吸

何が起きてもおかしくないと

はなす、みとめる、いだく

ブランケットに包み、優しく温かく

( 2024. 01. 04 )

 

 

 

かこさきすべてはくし。あらたないちほ。

そろゆめせつを、やわのける。ぶれぬ

おもひ、むねにりんと、まえみよう。

… 過去、先、全て白紙。新たな一歩。

ソロ夢節を、ヤワ除ける。

ブレぬ想い、胸に凛と、前見よう。…

( 2024. 01. 01 / 自作いろは歌 )

 

 

 

言の葉は深い所にあるけれど

深い意味は持ってはいない

立ち止まったり、進んだり

紆余曲折、いろいろ空まわり

見えない糸を見てくれる

顔も知らぬ君に "ありがとう"

( 2023. 12. 28 )

 

 

 

時は、どんどん過ぎてゆく

すべては夢のよう、幻みたい

とどまることは、よどむこと

風のように、水のように、炎のように

昨日も明日も、ここにない

ただ、今を見つめるだけ

( 2023. 12. 21 )

 

 

 

世界を美しく見る人もいれば

世界を悲しく見る人もいる

感情のフィルターを通せば

幻想の海が広がっていく

あるがままを受けとめて

素直に、真っ直ぐ進むだけ

( 2023. 12. 17 )

 

 

 

わたしは、いつもひとり

ミズクラゲのように、ゆらゆらり

一人、歩き、笑い、歌い、旅をする

だけど、大地に寝転がって

空を抱きしめる時は

誰かと一緒、を夢見てる

( 2023. 12. 13 )

 

 

 

空を見るたび、君を想う

いつか逢えるかな?

たとえ、逢えなくても

空はひとつ、つながっている

遠い向こうに、想いをはせる

心の音叉は共鳴してるよね?

( 2023. 12. 12 )

 

 

 

 色々なことが、石のように降ってきて

 心を直撃する、揺れ動いて下を向く

 ふと、何か試されている?と

風が頬を撫でる

 じゃあ何でもどーんと来い

と、空に向かって笑ふ

 ( 2023. 12. 09 )